なぜ公務員を目指した?(大学生~就活編)
こんばんは。もなかです。
週末にかけて台風が近づくようです。最近台風が多いですね。
というか災害が続きまくってる。
弊社もすでに台風接近時の連絡体制の確認と災害対応の出勤に備えるように、とお達しがありました。
被害が出ないことを祈ります。
さて、前回に続いて
なぜ公務員を目指したか?(大学生~就活編)
について書いていきたいと思います。
大学入学当初、僕の思い描いていた将来は
大学院(修士)まで研究と実験をやって、その後は国や県の研究所・試験所に入って社会の抱える課題の解決に関する実験や研究に携われたらなぁ。
なんて考えていました。
きれいごとにしか聞こえないでしょうが、割とまじめに。
その後、上記のような職に就けるのは、一流国立大を出て博士を取った人の中でも一握りの専門家、ということが分かったので早々に諦めました。
そこまでの努力も、そのための覚悟も僕は持っていませんでしたから。
また、市役所・都道府県庁は文系の法律屋さんが行くところだとも聞き、ほぼ諦めました。
さあ、じゃあどうする?
現実的なラインはどこだ?
と、自分の市場価値を知るため学部3年で民間企業主催の合同企業説明会へ参加しました。
ところがここでも現実を突きつけられます。
企業のブースを回っても大半は営業職でした。また、参加していた学生の大半も私立文系の方でした。
簡単に言えばこの2者のマッチング会場だったわけです。
「あー、僕はお呼びじゃないですねー。」と会場を後にしました。
ちなみにこの時点で民間就職サイト等の利用は見送り。
次に参加したのは大学で開催する合同企業説明会です。
こちらは、基本的には「ここの大学の学生を採りたい」という企業が参加するので良い反応を貰えるだろうと考え行ってみました。
でもやはり考えが甘かった…
この説明会を通じて分かったことは
「学部卒理系に企業は専門性を期待していない。良くて技術営業としての採用。しかし、大概の企業は大学から依頼があったから来ているだけで採用する気はない。」
という現実でした。
リーマンショック→事業仕分け→東日本大震災の後、という時期の要因もあったかもしれませんが、とにかく厳しい時期だったと思います。
僕の周りの学部卒で就職しようとしていた友人らは、修士を出た2年後なら少しは景気が良くなっているのではないか、と院試対策に切り替えてました。
僕も同じです。修士まで取ろうと思いました。
このときまだ学部3年。研究室配属前でした。
春が来て、4年生になり本格的に卒業研究が始まりました。
それは悲劇の始まりでした。
「大学生って4年生にもなると単位取り終わってほとんど学校行かなくていいんでしょ?いいよな~」
ということをマスメディアを通して聴いていましたし、僕もそう思っていました。
現実は違った。
月曜~金曜まで10時~17時がコアタイム(研究室にいなければならない時間帯)でしたが、実際は実験の進み具合、測定器の順番待ち、報告書作成、でほとんど毎日23時に学校を出るという状況。
かつ毎週土曜日はその週に行った実験結果とその考察、翌週予定している実験についての報告会があり、日曜しか休みはありませんでした。
この他、3か月に1度実験報告会、半年に1度中間報告会、そのほか隔週月曜に勉強会等々...
就職してから周りの人に話すと「会社より会社じゃん(笑)」と言われます。
また研究室の院生の先輩が就活のために欠席すると、
教授から「就職先が決まっても研究成果が出なかったら卒業(修了)出来ないからな!」
准教授からも「大学は研究をするために来るところであって就職のために入るところじゃない!」
と怒鳴られていて、日に日に元気がなくなり、病んでしまい、結果、中退されていきました。
その姿を真近で見ていた僕は修士に行くことに恐怖しか感じず、院試の申し込みは出来ませんでした。
長々とした学生時代の愚痴のようになってしまいましたが、
この時点で僕はもうお手上げで、正直就職を諦めました。
さあどうなっていくのでしょう...